創作文章 獏の骨 

散文、詩、日常独白雑想

三月初旬の地鳴り

 

 


地鳴りが聞こえるのだがネット検索しても該当せず、仕方なしに嫌々ながらツイッターを見るがそれを都内でツイートしている人の数は今この瞬間約二名のみ…。地震に於いても震度1は報道しない、何故なら起こったかどうか感知する人間自体が少なすぎるからだ。というような感じで地鳴りがあろうがなかろうが私を入れて大都市で約三名しか気づいていない現象は果たしてそれが存在したと言えるのかも甚だ曖昧である。よって小数点以下切り捨て同様地鳴りは無かったとすべきである、等と結論づけるにはいささか性急過ぎる気がするので自衛隊演習があるのかどうかを調べる。もとい自衛隊HPにアクセス、こんな朝っぱらから自衛隊は我が国の最大防衛組織です!と熱烈にアピールされると確かにそうだなと熱心に頷きたくなるのが不思議なところ。日の丸印が目に眩しい、いや、鷹とかのシンボルマークだった気もする。人間は鳥類同様自我が目覚めた時に見たものを信頼する癖があるらしい、朝一番に見たものを人は信じやすくなる。毎夕睡眠時は一時的な死である、だから子供は死にたくないという意識で眠るのを拒むのだ。一方朝にニュースを見ると脳みそが壊死すると信じ込んでいる私は朝に一体何を見たのでメディアに不信感を抱いているのだろうか?メディアに不信感というよりも人間不信なので小さいころからニュースを見るのが酷い苦痛であったので親にテレビを消してもらうよう頼みこんだりしていたあの日々、いわゆるメディア不信感覚とはまた異なる病状らしい気もするが…地鳴りが私を引き戻す…俺の奏でるビートを解き明かせとせがむかの如し鳴りっぷりである。自衛隊の予定表らしきものを見ると間違って近所の公民館の活動予定表のPDFでも開いてしまったのかとたじろぐほどにさっくばらんなスケジュールが映し出されて当惑する。フムフム本日7:00~22:00大きな音のする可能性のある訓練等の予定アリらしい、いつ、どこで誰が誰とどうやってどんな思想でどういった到達地点を定めて何を使ってどんな風に…という5W1Hは一切不明である。ただ単に朝から晩まで何かがあると記されているのみだ。もしかしたらガンダムを起動しているのかもしれないし月の女王様が進軍してきているのかもしれないし黒歴史過ぎて見せられないことをやっているのかもしれない…ああでも実弾演習とかっていいよねえもえるよ人類のロマンだ。等と夢想していても埒があかないのでしぶしぶニュースサイトを見ると、音響測定艦がどうのこうのと書いてあるが哀しいかな、どうのこうの部分の意味が日本語なのに解らない、これが頭の出来不出来の埋められない溝というやつである、でも船の音を感知するための船ってことだろうからこの地鳴りとは関係ないのではないか?地鳴りと検索してみてもさっぱりヒットしないどころかニュースサイトでも取り扱い無し。でもって、詩を書き散らしている人間の言う事じゃないかもしれないけどさ、ニュース記事で、どう考えても記者のポエムとしか思えない記事があるのは何故?考えてゆきたいー考えなばならないー←とかで漠然と〆るのはメディアとしてやめて欲しい実際どうなのかだけを淡々と教えてくれないかと言いたい、しかも大抵実際どうなのかということはぼかされていたりする。アジア人へのヘイトクライムという苦々しいが世界と自分に直結してくる情報は何故か現時点ではわりと伏せられ、代わりに芸能人の日常を何の予告も無しにぶっこんでくるのはどういう意図があるのだ記者よ!日本に住んでるから関係ないとかそういうの無しだろ英語教育は机上の空論か、株は、そしてこれからの海外旅行とかでアジア人はサンドバッグになりに行けってのか?あるいは鎖国するのか?芸能記者全員首にして、余った金は未来に備えるための国防軍事演習か環境保護に使ってほしいと思う私は狂ってるのだろうか?あるいはまんまとニュースサイトを朝から見ているのは中年低所得者というマスメディアの作り上げたイメージ像に見事合致してしまっている焦燥感を拭いきれず逆上しているのだろうか?ああ、いけないいけない、これだからメディアのペースに乗せられて恥ずかしいったらない!第一に、ネットというのは元来便利なもののはずだ。便利というのは行いやすいという意味でそこには必然的に不快ではないという旨も含まれる筈だ。そしていつ何時でも欲しい情報が手に入るというのがネットというものの持つ多次元性の筈だ…だがこれには罠があって実際には欲しいものを欲する人よりも、誰かが欲しいと思っているであろう情報を開示してその餌に喰らいついてくる不特定個人を自分の糧にしようとしているポジティブ仮面人間が数多くいるということ、そこでさらに厄介なのは結局ほとんど有史以前同様、被害者叩きという動物本能を抑えきれない人間が大多数居る事だけがネットシステムによって白日の下に曝されているこの哀れな現実、結局誰一人として真実には容易にたどり着けない仕組みになっているということが情報という概念の真実である…重要なことほど解らない。今すぐ知りたいことほど隠されている、これが人間の持つ宿命的パラドックスであり、あろうことか人間はこの負の作用を神秘と命名し、イエスキリストの復活や仏陀の解脱同様誉めそやしている。わからないことを誉めそやしている。教えてくれればすぐに済むであろうことを私は生命の本能で暗に知っている、地鳴りはまだ続いている、真実さえ知ればたぶん、あっそうで済む事。

 

 

 

 

 

 

 

 

※これを書いたのは三月初旬です、書き溜めたものを毎日一個ずつアップしているので時差が生じていますが…主観的な読み物、ポエム系ブログですので時系列は基本、独断と偏見により無視させていただきます。